【在タイ日本国大使館からのお知らせ】緊急一斉メール

 

海外安全対策情報(平成27年度第3四半期(10-12月))

平成27年度第3四半期のタイの治安,一般犯罪傾向等に関する情勢傾向を報告します。
安全対策等を考える際の参考にしてください。
また,当館ホームページ・海外安全情報も随時掲載・更新していますので,併せてご確認ください。
【参考】http://www.th.emb-japan.go.jp/

1 社会・治安情勢等「タイ深南部テロ情勢」
今期,タイ深南部(ヤラー県,パッタニー県,ナラティワート県,ソンクラー県)では,イスラム武装勢力が
関係すると思われる銃器,爆発物を使用したテロが,月平均約27件発生しております。
深南部のテロ発生状況は,第2四半期と比較すると増加傾向です。これら地域では,治安当局とイスラ
ム武装勢力,仏教徒間の抗争が継続しており,公共施設や商業施設周辺での発砲銃撃,爆弾事件
も発生しています。
ヤラー県,パッタニー県,ナラティワート県,ソンクラー県の一部(ジャナ,テーパー,サバヨーイ各郡)につい
ては,外務省より危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」が出されていることから,こ
れらの地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?id=007&infocode=2015T101#ad-image-0

2 犯罪傾向等
(1) 犯罪傾向
平成27年度第3四半期中の邦人犯罪被害として,45件の届出がありました。
依然,バンコク都内を中心に,スリ,置き引き等窃盗による旅券盗難が発生しており,旅券を携行す
る際,特にリュックサック,ボディバックに入れ,人混みに行く際,盗難被害に遭う可能性が高くなりますので
注意して下さい。
(2) 邦人事件簿 ~アパート侵入窃盗~
バンコク都内のコンドミニアムの複数の室内から,家人が不在中に犯人が侵入し,セーフティーボックス,
現金,貴重品等を盗む窃盗事件が発生しました。アパート,コンドミニアムに居住している在留邦人は,住
居のセキュリティー(警備員,防犯カメラ等)と貴重品等の保管方法,セーフティーボックスの設置場所につい
て点検して下さい。
・飲酒が関係するトラブル等
深夜,繁華街の飲食店等で飲食した際,「店内で他の客(店員)と口論になり,暴行を受けた(加え
た)。」や都内でタクシーに乗車した際,「タクシー料金やタクシーの運行ルートが原因で運転手とトラブルに
なった。」等些細なことから,暴行傷害事件に発展するケース等がありますので,御注意下さい。

(3) 邦人関係事故
交通事故
今期,邦人が関係する自動車運転(若しくは同乗)の死亡交通事故が発生しています。事故の態
様は様々ですが,速度の出し過ぎも事故原因の1つと思われます。また,バイクが関係する交通事故につい
ては,ヘルメットを着用していなかったため,事故当事者が重傷となるケースがありました。
当地における交通事情及びその危険性等を考慮し,当館は,邦人(旅行者を含む)の皆様にレンタルバイク
の運転(乗車)を推奨しません。
【事故その1】バンコク郊外において,自動車を運転中に,速度超過により運転操作を誤り,道路外の工作
物等に激突し,身体を強打したため,死亡。
【事故その2】タイ南部において,邦人男性が同乗する自動車が道路外に飛び出し,工作物等に衝突し,
運転手は重傷,同乗した邦人は死亡。
レジャー事故
タイ国内には,観光客向けのビーチリゾート等が多数あります。今期,邦人観光客が,これらビーチリゾ
ートで遊泳中に死亡するレジャー事故が発生しています。海等でレジャーをされる際には,海の波や水温の状
態,御自身の体調や健康状態を確認されてから,楽しまれて下さい。

3 テロ・爆弾事件発生状況
平成27年度第3四半期中,邦人被害にかかる事件はありません。

4 誘拐・脅迫事件発生状況
平成27年度第3四半期中,邦人被害にかかる事件はありません。

5 日本企業の安全に関する諸問題
平成27年度第3四半期中,日本企業の安全に関する諸問題はありません。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502,696-3002
FAX :(66-2)207-8511