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海外安全対策情報(平成26年度第4四半期(1-3月))


平成26年度第4四半期のタイの治安,一般犯罪傾向等に関する情勢傾向を報告します。
安全対策等を考える際の参考にしてください。
また,当館ホームページ・海外安全情報も随時掲載・更新していますので,併せてご確認ください。
【参考】http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/news/index_anzen.htm

1 社会・治安情勢等「タイ深南部テロ情勢」
今期,タイ深南部(ヤラー県,パッタニー県,ナラティワート県,ソンクラー県)では,イスラム武装勢力が
関係すると思われる銃器,爆発物を使用したテロが,月平均約20件発生しております。
深南部のテロ発生状況は,昨年同期や年初と比較すると減少傾向ですが,依然,治安当局とイスラム
武装勢力,仏教徒間の抗争が継続しており,公共施設や商業施設周辺での発砲銃撃,爆弾事件も
発生しています。
つきましては,ヤラー県,パッタニー県,ナラティワート県,ソンクラー県の一部(ジャナ,テーパー,サバヨーイ
各郡)については,渡航の延期をお勧めします。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?id=007&infocode=2014T109#ad-image-0

2 犯罪傾向等
(1) 犯罪傾向
平成26年度第4四半期中の邦人犯罪被害として,81件の届出がありました。
バンコク都内を中心に,見せ金詐欺, 睡眠薬強盗,抱き付きスリ等が発生しています。

(2) 邦人被害事件簿
「その1・アラブ系男女による見せ金詐欺」
主に夕方から夜間にかけて,バンコク都内スクンビット通りで,夫婦を装ったアラブ系男女が,「こんばんは。
日本の方ですか?」と親しげに近付いてきて,「近日中に日本へ旅行に行く予定があります。日本円を持って
いたら,見せて下さい。」などと言い,現金を提示させ,隙を見て一部を抜き取ります。

「その2・睡眠薬,違法薬物利用による強盗」
古典的手口ですが,見知らぬ人から親しげに声を掛けられ,飲食を共にした際,料理,酒類,ソフトドリンク
等の飲食物に,睡眠薬や違法薬物等を混入され,意識不明に陥ったところで所持品を奪われます。
生命身体に重大な傷害が発生する非常に危険な事件です。

3 テロ・爆弾事件発生状況
平成26年度第4四半期中,バンコク都内で2件の爆弾事案が発生しましたが,邦人被害にかかる事件は
ありません。

4 誘拐・脅迫事件発生状況
平成26年度第4四半期中,邦人被害にかかる事件はありません。

5 日本企業の安全に関する諸問題
平成26年度第4四半期中,日本企業の安全に関する諸問題はありません。